部下から好かれる人、嫌われる人
今日は、言葉の選び方により、受け取り方が変わることについてお話しします。
私はこの言葉の選び方について、師匠より学ばせていただきました。
20の後半以来からですから、もう20年近く、言葉の選び方について染み付いており、それにより、ひねくれ者となりました。
1つの仕事や、1日の仕事が終わった後に選ぶ言葉。
たいていは、疲れた!という言葉です。
疲れたと言う言葉を選ぶと、次に浮かんでくる言葉は、疲れている自分に対し辻褄を合わせるような言葉となります。
疲れたから、寝る。
疲れたから、ゆっくりする。
こういった言葉ではないでしょうか。
疲れたから今から頑張る。
疲れたから今から勉強する。
という言葉は、疲れたという言葉からすれば辻褄が合わないため、浮かびづらい言葉となります。
他にも、できないと言う言葉の後には、
できないから諦める。
できないからやめる。
と言う言葉が辻褄が合うようになります。
できないから、できることを探そう。
できないから、できるようになろう。
という言葉は、辻褄が会いにくいため、選びにくくなります。
経営者であれば社員さん、上司であれば部下を持っていれば、
部下が○○だから、
という言葉の後には、基本的にマイナスの言葉が出ます。
人の性格や考え方は言葉に出ます。
常に他責思考の人は、マイナスの言葉ばかりを使います。
○○だから、
○○のせいで、
何回も言っているのに、
と、思ったのに、
この言葉を使った瞬間、後に続く言葉はマイナスの言葉となります。
私もマイナスの言葉が常に出てくる男でした。
人生で初めてお付き合いした彼女には、丈夫そうに見えて、頼りになりそうに見えて、喋る言葉が、マイナスの言葉だったから、振られたのだと後から知りました。
それなりに好きだった人からも嫌われるのですから、このマイナスの言葉と言うものは、社長や幹部、管理職、先輩や父親、母親と言う、下に人がいる立場の人が発すれば、簡単に嫌われてしまいます。
このマイナス言葉を当たり前のように吐くようになると、相手への影響力は絶対となります。
人は、物事を脳で判断します。
脳には大きく分けで2種類。
理性で考える脳と、本能で考えるの。
理性脳、爬虫類脳(原始脳)。
自分が頼りにすべき人がマイナスの言葉を発すると、その人が頼りにならないと本能的に判断をします。
いくらその人がたまたま疲れていたとしても、理性で捉えるのではなく、本能でこの人は頼りにならないと捉えてしまう。
そうすると、社員や部下、そして周りの人たちは一気に言うことを聞かなくなります。
無意識のうちにマイナスの言葉を発するのは、脳細胞回路の形成がそうされており、過去何百回何千回と何かあった場合に、マイナスの言葉を発する脳細胞回路を鍛えてしまっているからです。
逆に言えば、プラスの言葉を何千回言うように心がけていけば、プラスの発想となります。
私も瞬間的に、疲れた!という言葉を走ってしまいますが、その場合は、てからの〜!
という言葉を後につけます。
アンタッチャブルの山崎ですよ。
疲れた、からの〜?
と自分に問いかけると、
さらに頑張っちゃうよ!
と言うように、からの〜に、辻褄合わせる言葉が浮かんできます。
嘘でもいいから、プラスに転換する言葉を使う。
○○君がやってない、からの〜!
今からもう一回教えちゃう。
○○スキルがたらないのだから!
これから身に付けちゃう。
こんな感じです。
ラーメン屋さんの社長と店員との会話。
店員が、社長ラーメンのスープこぼしてしまいました!
社長は、必ず、それちょうどよかったじゃねーか!と言うようにします。
店員が、それはなぜですか?
社長は、今日は炒め物中心のメニューにしようと思ってたんだ!
と言うように、ラーメンのスープをこぼしてしまうマイナスのことであっても、それはちょうどよかった!とプラスの言葉を入れると、なぜかプラスのことを考えなければいけない思考スイッチが入り、そのことを発送しようとします。
これはすごい大事なことなんです。
特に、社長、幹部、管理職、先輩、父親母親の上側の立場の人は、常に、プラスの言葉を発するようにしていくと、周りの人たちもプラスの発想に変わっていきます。