成果や結果は成長に担保される
会社の成長、個人の成長について今日はお話しします。
会社の成長は、経営者、幹部、管理職、一般社員、新入社員に至るそれぞれの人たちが、成長をして、取る行動やその質や量が変わり、得られる成果が大きくなったときに実感ができます。
あくまでも会社は、会社全体、部門、課、そして最後は個人に分かれます。
個人の集積が、会社組織となります。
そのため、一人ひとりの成長=会社の成長となると、私は考えます。
成長にはフェーズがあり、
理解度合いが深まる。
できないことができるようになる。
できていることがもっとできるようになる。
付け加えるならば、
新しい課題を発見する。
この4つのフェーズで構成されると思います。
成長と成果について考えると、先に成果や結果が出るわけではなく、成長に担保されて、取る行動や質や量が増えたことにより、成果や結果が変化をしてきます。
したがって今現在出している結果や成果は、過去に成長したものの結果となります。
未来においても成果や結果を出し続けるためには、今現時点から成長をしていくことが必要になります。
とは言え、今現在忙しくしているにもかかわらず、新たな成長をしようとするのはなかなか難しいものです。
ですが、本人が成長しようと意思決定しない限り、新たな成長は生まれません。
経営者や幹部管理職の方々を集めたセミナーでいつも問いかけることがあります。
この3年間、自分自身で何を成長させましたか。
この1年間、自分自身で何を成長させましたか。
40代位になりますと、この3年間で成長していなかった自分に気づく方が多い。
30代位になると、1年間スパンで成長していなかったことに気づくことが多い。
今現時点できていることやできていない事は、過去に成長した度合いにより決まるものです。
なので、未来にも大きい結果や成果を出したいならば、今から成長と言う担保を作る必要があります。
何回も言いますが、ですが日常忙しい中、次の成長を考える余裕がないものです。
ですが、次の成果や結果を求めるならば、今から成長をしていく必要があります。
当社の社員でも、次の課題を見つけるということが上手な人は、成長し続けていますが、自分にセーブをかけて次の課題を見つけないようにしている人は、成長が止まっています。
船井幸雄先生は、10,000時間理論として、普通の人であっても、10,000時間そのことに集中すれば、一角の人になる。
残業のない労働時間が1年間2000時間とすれば、5年間です。
3時間位までは、家に帰ってから勉強したり休みの日に少し勉強したりすれば1年間で行きますので、約3年です。
日本の労働人口60,000,000人弱の中で、この10,000時間をかけることを続けている人は、何%ぐらいいるのでしょうか?
たいていの人は、20代に成長して身につけたスキルのまま、30代40代を迎える方が多い。
やはり役職が上の方の奥は、それ以外のスキルをさらに身に付けていらっしゃる事が多い。
私たち東川自創経営門下生は、1000日修業として、3年間で86日以外休むなと言われ、毎3年毎に、10,000時間に到達するように、先生方から試練を頂戴し続けました。鬼ですよ鬼。
おかげで、休みの過ごし方がわからなくなりました。お酒と食事以外の楽しみ方がよくわからない。笑笑。
この後の人生で、あと何回日修行ができるかなぁと思いつつ、50歳以降はゆったりしようと。
最後に、会社の成長率と離職率について。
会社が成長しており、離職率が低い。
会社が成長しており、離職率が高い。
会社が成長せず、離職率が低い。
会社が成長せず、離職率が高い。
このように見ると、離職率の高低に目が行きますが、残っている社員の人たちの成長度合いも付け加えるならば、違ったものに見えてきます。
当社は、少しずつ会社は成長しておりますが、離職率が高く、社員の成長率が高い。
あくまでも、経営者も含めたそこで働く人一人ひとりの成長率が高くなれば、会社は成長するものです。
その場合、その成長度合いについて来れない人たちも必ず出てきます。
そうすれば離職率がずっと高くなります。
経営者の集まりでは、成長率が低く、社員の率率が低い場合、とても危険で維持するだけで精一杯と言う状態。
この状況でするには、経営者が未来に対しビジョンを持ちたその実現のための計画を立て、愚直に遂行するこかないですよね。
朝からまとまらないお話でした。