問題解決型投資と未来の課題解決型投資
投資について、お話しいたします。
あくまでも、事業を営む意味での投資であり、事業希望30億円前後位の会社の考え方で。
事業の投資の考え方として、人、物、金、情報の4つを行うとします。
人への投資や物への投資、情報への投資はわかりやすいのですが、金の投資となるとよくわからないので、省きます。
人と者と金への投資を行えば、リターンされて結局お金が貯まると言う点で。
また、投資には現在の問題を解決する投資と、未来の課題をクリアしていく投資とに分かれます。
ここでは、未来への課題をクリアしていくための投資。
人とモノと情報ですから、新規事業がわかりやすい。
新規事業には、新規出店やM&Aも含めてとします。
この新規事業には、収益を狙う新規事業と、採用や教育を狙う新規事業とがあると私は考えます。
全く未知の分野で、新しく事業をスタートすると、なかなか収益化するのは難しいものです。
本業をベースとして、本業から川上や川下へ、横へ展開させていく方が、収益事業としてなりやすい。
なので、収益のための新規事業は、本業に近いところで行うことと、勝てる方程式が整えやすいので、比較的投資額が大きくて良いかと。
投資額が多い分、1人の人の労力はそこまでかからず、設備や仕組み、マーケットで補うことができる。
大切な事は、採用や教育、情報を得るための新規事業。
ここで採用した人や、教育した人、教育ノウハウ、情報については、本業にも展開ができる。
しかしこちらの授業は、収益化がしにくいので、投資額は少なめの方が良い。
そのかわり、1人の人が行う労力は大きくなります。マンパワーが必要。
私はこの5年間を振り返ると、人の採用や教育、様々な情報を集めるための新しい試みをしてきました。
本業からのスタッフを、そちらの授業に持っていくことはできなかったので、私1人の労力と、新しい事業で採用したメンバーたちと一緒に行い、見事に赤字を作ってしまいました。笑
ですが、そんな新しい事業により、採用が有利になったこと、教育が濃くなったこと、本業に関する情報が多くなったというメリットはあります。
新しい授業を取り込む上での、情報についてですが、事業を行う上で必要な情報は基本的に下記。
マーケットリサーチ。
商品やサービスコンテンツ作り。
集客方法の確立。
受注方法の確立。
単価アップ痩せるアップ方法の確率。
生産性効率性アップ方法の確率。
働いているスタッフの育成方法。
お客様リピートの方法。
基本的には大体この情報。
私の場合、学生サロンやエステ、リラクゼーション、人材紹介、経営者サークルで、思考錯誤しながら、一緒にやってきたメンバーたちと工夫しながら、それぞれ確立させるべく進めました。
すべては完成しませんでしたが、それらの情報は、本業に必要な情報となりました。
本業においては、
商品作りの方法は変わりました。
集客の方法が変わりました。
生産性効率性の方法が変わりました。
人材育成方法が変わりました。
長くなりましたのですが、人の採用や教育、情報を集めるための新規事業の投資額は累積30,000,000円の赤字でした。
その人や教育、情報を本業に活かした結果、毎年50,000,000円以上のプラスを得る結果となりました。
振り返ってみると、新しく取り組んだ事業は、運営してる間は苦労しましたが、振り返ってみると、様々なところに貸すことができた。
結果として、それらの収益の蓄えにより、次の収益的な新規事業へ取り組むことができる。
経営者は欲張りです。
儲かることのみをやりたがります。
ですがそれがなかなか難しい。
人は、47歳までに新しい挑戦をしなかった人は、その後も挑戦しないと言う統計が出ています。
さすがにこれには、プラスマイナス3歳位はあるでしょう。
私は今年46歳です。3年半の間、もう3つぐらい挑戦し、採用や教育、情報を高めるための新規事業と、収益のための新規事業とに、挑戦していきたいと思います。