若い子の目は、瞼を熱くします

昨日は、ベトナム人通訳の人を交えて、技能実習生に対する研修を行いました。
研修内容は、日本人と同じ内容です。
その代わり、私が話し、通訳の方が話す分、通訳の人にも気を使い、通訳の人も実習生にはわかりやすく説明する分、2倍位の時間はかかってしまいます。
ですが、やってみて本当によかった。
技術研修においては、現場で行えるのですが、物事の考え方については、座学でやるしかありません。
来月また検証実施しますが、どういう変化をするか楽しみにしています。
具体的な中身は、仕事ができる人の特徴についてです。
仕事ができるとは、技術力があると言う事と、考え方、志、マインドがしっかりしている人のことです。
技術力は、現場である程度磨くことができますが、考え方や志、マインドがなければ、向上心を持って技術を身に付けることができません。
また、技術力を身に付けたとしても、その領域や幅を広げていかなければ、1つの事しかできない技術者となってしまいます。
考え方や心、志、マインドについての研修を行ったのです。
そして、考え方や志、マインドの醸成には、自らの夢を高く持つことが必要である。
その夢を実現させるために、仕事での目標があり、その目標達成させるために、具体的な計画が必要となり、具体的な計画を遂行するために、日々の行動がある。
その1連の流れについての説明と、ひとつひとつの重要性についてお話をしました。
日本人と共通していたところは、将来の夢を考えてみようとしたときに、全く浮かばないと言うものでした。
日本の戦後教育と、戦前教育との違いは、志を醸成させるか、志を奪うかといっても囲んでではありません。
GHQが恐れたのは、再度近代化された日本が、白人国家にもう一度戦いを挑んでくることです。
そうならないために、その原動力となる、国民一人ひとりの志を奪うようにしていきました。
簡単に言えば夢を持たせないようにし、自我の欲求の中で、人生を過ごさせようとする教育です。
3S戦略、ウォーギルドインフォメーション、愚民政策。この辺りのお話です。
高度な志や夢を持ちたず、平凡なものにする。
人は、夢や志ができた瞬間から、その実現のために必要なことを考え始めます。
思考スイッチがオンになるわけです。
それを日々繰り返していくと、脳細胞回路が発達していき、様々な情報収集力、様々な思考力、様々な行動の改善が見られるようになります。
そうならないように、志や顔を持たせないようにする教育をしました。
それが、スポーツや映画やテレビドラマ、恋愛やセックスに目を向けさせる、3S戦略です。
この洗脳は見事に成功しました。
ほとんどの若者の会話は、それらの話ばかりとなります。
日本を変えよう、もっと地域を良くしよう、会社を変えよう、そういった話はされなくなるわけです。
さてさて、ベトナムにおいてはどうでしょうか?
そもそもアメリカに唯一勝った国です。
ベトナム戦争で勝利を収めた政権は、基本的には軍事政権だったかと思います。
軍事政権が、政治家を排出します。
昔よりは柔軟になったとは言え、国民への統制はしっかりとしていたはずです。
あまり、個人の夢や志等を考えるよりは、国として言うことを聞く国民を作っていくと言う方向性ではなかったのかと思います。
そのため、彼らも夢は希望、将来何をしたいかと言う問いかけに対し、なかなか浮かんでこないみたいです。
この辺は日本人と共通しているところでした。
その辺をなぜそうなっているかの解説、どうしたら将来へ対する希望が持てるかどうか、その辺をお話しさせていただきました。
研修を進めていく間、彼らが一生懸命聞く姿、つい涙が出てきました。
通訳の先生も泣いてました。
私は、人材育成手法を師匠である東川鷹年先生、広伸先生に学び、いつかは海外へ自創経営を広げると!
そうと思い思っておりましたので、昨日はとてもうれしかった。
師匠を思い浮かべ、ついまぶたが熱くなりました。
そして、1時間の内容2時間かけて話すと、とても疲れます。笑笑
21時に寝て、朝7時に起きた位です。
楽しかった1日でした。
https://youtu.be/goNzo0O4ths